私って、結構、短気。
キレル方の短気というよりは、ゆたーりと待ってられない、
いつも動いてないと気がすまない感じですかね。
子供の頃から、セカセカとしている私に、
「なんでもヒョイっと飛び込んで行けるのは、○ちゃんの良いことでもあるけど、
廻りを良く見てから動く事も大切なんだよ。
急いては事を仕損じるって言うの、覚えておきなさいよー」
私の尊敬していた 久子ばぁちゃんに言われ続けておりました。
んが、この歳になっても、まだまだ飛び込みタイプ。
昨日は鹿島でのサーフでしたが、台風のお陰なのか、
「ひゃっほう!」と叫び声をあげるほどのものすごい、すばらしい波♪
すばらしい波=波が高い=沖まで行くのが辛い
パドリングが滅法下手で、25mしか泳げない水泳下手な私。
こんな私ですから 高い波の日に沖まで出るのは
ものすごい勇気と気力と体力が必要なのです。
「沖に出ないといい波に乗れないからね、がんばって行くぞぉー!」と
応援してくれる人が居るので、もう、必死で沖まで出る。
足がつかないから、もちろん、パドリングで進むしかない。
どんどん先に行っちゃうダーリンの後姿を半泣きで追いかける。
なんとか沖まで出るんだけど、どんどん波に流されて、ダーリンとの距離は離れる一方。
パドリングしてるんだけど、進むどころか流されて後ろに進んでるし。
周りのサーファーもそうかと見ていると、私の後ろから来ている人たちは
パドリングでヒョイヒョイとポイントまで行っちゃってる。
もう、決死の形相で彼の近くまで追いつく。
相当面白かったらしく、笑われてた・・・o(TヘTo) 。
セットと呼ばれる周期的に来る大きなうねりの集まりを待つ。
もちろん日によって、そのセットの周期も、大きなうねりの集まりの回数も違ってくる。
きちんとした綺麗な波に、タイミングよく、確実なポジションで乗る事が、
最高のサーフィンの結果を生むんだそう。
もちろん、私はまだまだ前にしか進めないヘナチョコですが、
いい波に乗らない限り、ボードに立つのもままならない私にとって、
意外とこの3つもは重要ファクターではあるんです。
と、言う事で、
「初心者こそ沖!」
「いい波に乗ってなんぼ!」
意を決して、沖に来たものの、どんどん流されていくので、
更なるパドリング。
もう、そうなると、とにかく来た波に乗っちゃえー!って思っちゃうのが短気で損気な私。
しかーし、待ってみる。もうちょい、もうちょいって待ってみる。
「よし、いけ!」
と言われ、パドリングで疲れた手で更に大きくパドリングすると、
なかなかのタイミングだったのが、普段浅瀬でやってるように苦労する事無く、
波に乗っかった!
オフショアの風だったせいか、
波で作られたしぶきが、まるで霧吹きで作ったような綺麗な小雨みたいに身体にかかって、
ものすごいマイナスイオン系。
「うっわーなんじゃこれーキモチイー♪」とほうけて波に乗ってたら、
テイクオフする(立つ)の忘れてた(笑)
沖からの波は岸辺の波と比較にならない程、パワー全快でして、
気がついたら、「あれ?もうこんな場所?」に連れて来られてる。
浜から見たら、私、ボディーボーダーに見えたんだろうな。と思うほど、
テイクオフする気なし。
「いやー気持ちよかったなぁ。あんなスゴイんだぁ〜うへへー」
と、ニヤニヤしてたら、遥か遠い向こうより、
「こっちにもどってこーい!沖だぞ、沖!」と、言わんばかりに手招きをする彼。
え?またあの辛い思いをして沖に出ろと・・・・、それも一人で?
サーフィンってほんと、自分の力だけで成り立つもんなのよ。
一人のスポーツだな。
意を決して沖に向かう。
いやーしかーし、進めば進むほど、後退している感じが否めない。
あのキモチイイ波に乗りたい!っていう一心で、
ボブのレゲエを口ずさみながら沖に向かう。
しかし、足が着く場所で歩いて進んでるにもかかわらず、
どんどん波に押されて後退していく。
更に遥かかなたに位置したダーリンを見つめながら進んでたら、
「everything's gonna be all right」の歌詞部分に。
そして、そこには大きな波が目の前に!!!
「いいやーのっちゃえ!ボブも言ってるんじゃん!」と、
準備も無いままとりあえず乗っちゃう私。
いやーご想像通り。ダメでしたー。
なんだか中途半端に乗っちゃって、中途半端に更なる岸辺に流され、
その後の沖までの旅はほんとの長旅になってしまった。
「あそこで我慢して沖まで行きゃー良かった!!」と大後悔!!
急いては事を仕損じる。短気は損気。
天国の久子ばーちゃん、ばーちゃんの言う通りだったよ。
私、この歳になってやっと、本質を理解した気がする。