サーフィンてね、立てれば天国。
だけど、立てなかったら、もう地獄ですわ。
バリ島2日目の朝は、雨。
ホテルで朝食を取るも、昨夜の大雨+朝の雨で、
お食事場所まで水没しはじめてます。
サーフィンの良いところ。
たとえ雨が降ろうが、雪が降ろうが、地震が起きようが、
風さえ良ければサーフィン出来ちゃうとこです。
どうせ水の中に浸かってるんだもんね。
いけるっしょー。
ビギナーな私はクタビーチでちゃぷちゃぷ希望だったんですが、
クタビーチは風が悪く大荒れな感じ。
「よーし、ハイアットリーフだ」
え?リーフ?リーフってあのリーフ?
テイクオフして立てずに波に巻かれたら、
リーフで体中を切りまくったり、頭を岩で殴打して死にかけるという
あの、恐怖のリーフですか?
どうやら鬼コーチ、私にToo MuchなInformationをくれてしまった様で、
ビビリまくる私。
「ハイアットリーフは、1KM位沖に出るし、深いから大丈夫だよ」
なぁんだー、平気なのね〜♪
と、意気揚々とハイアットリーフへ向かう。

なんだか、空は曇り空だけど、雨もあがったし、よかよかー!
波もいい波たってるよー!と、バリニーズの方々。
初めてのボートトリップ。
昆虫のような足のついたボートに乗って波の立つ沖に連れてって頂きます。
ボート代金は一人往復5万ルピー。約550円と、現地の人にとってはなかなか高額な金額。
よくよく見ると、なんと日本人だらけなこのハイアットリーフ。
ローカルが日本人に優しいのが、要因なのでしょうか?
沖まで連れてかれて、さー、海に飛び込んでー!と言われ、ふと思う。
「あ、あたし、泳げないんだわ。25mしか。」
それも、波の無いプールで25mがギリ。
もちろん足がつくプールね。
さぁ、海に飛び込んだは良いが、もちろん、下に見えるは
聳え立つであろうリーフに突き刺さる事もない、ふかーいふかーい海。
私の命綱は、White Angelちゃんのサーフボード。そしてそれに繋がるリーシュのみ。
皆がパドリングしている方角をみると、2階建てビル程もあるような波が立ってるじゃあないっすか!
(ちなみにこれは、私だけに感じたサイズらしいです(笑))
実際は頭位の波だそうなんですが、そのパワーときたら・・・・。
プロ級の皆様が乗りまくってはいるけれど、最後はそのどっすーんと押し潰してくるような波に
実際押しつぶされて沈んでいきます。
あ、もちろん、最後は浮いて来られますがね・・・・(笑)
いやー、ビビリましたよ、私。
けど、乗ってみないと来た意味ないよね?
意を決して更に沖にパドリングして行こうとする私に
「カレントあるから気をつけろよ。あの一番波たってるとこいくと、死ぬぞ」
との鬼コーチのありがたきお言葉。
えーと、カレントってぇのは、流されるっつーことだよね?
つまり、その流れがあのどっすーんの波の位置に勝手に私をつれてっちゃうって事だよね?
もうそこからは、必死です。
日本の波って、セットと呼ばれる大波が来るのはだいたい予想出来るんですよ。
遠い沖の方さえ見てれば。
けど、バリの波って、突然来るんですよ。
いきなりモッコリ盛り上がってくるんですわ。
で、その波が半端無いデカサ。
一度カレントに乗ってすいすいーっと、どっすん波の方に流され、
でっかいセットに押し潰され、もちろん、立つことなども出来ずに、
巻かれちゃった私。
もう洗濯機の中でグルグル廻されてる感じでしたが、どうにか空気がある場所へ・・・
って思ったら、更に次のセットが入ってきとるじゃなかですか!!
しぬー!しぬしぬー!私しぬー!
お父さん、お母さん、南国で死ぬ私をお許し下さい。
私に優しかった友達の皆さん、今までほんとにありがとう。
楽しい人生を生きてちょうだいね。
私の墓場を作ってくれた鬼コーチ、1年近く色々世話かけたね。
これから死体運びなど、色々とたいへんだろうけど、
生命保険は母親が受け取ると思うんでよろしく。
コーチには何も残してやれんが、ぜんぶ姐さんをよろしくね。
などと、次のセットに巻かれながらも色々と考えてたら、
海の水がっぽり飲みはしたものの、私の大事なボードちゃんに手がかかり、
なんとか海の上に・・・・。
むひー、生きとるやなかですかっ!
ビバ私の生命力!
生きてるってスバラシイ!
そう思って感激してる暇なし!
とにかく、今の場所から逃げとかないと、いつまたデカ波が来るか判らん!
息も絶え絶えの中、火事場の馬鹿力でパドリングして逃げる。
逃げてもまたカレントに乗せられて、危ない場所に流されちゃうし、
いやーあたしって、まだまだ駄目駄目サーファーでした。
バリに留学しているという日本人の女の子に
「流されてるからこっちにー!」って色々と手助けしてもらいましたが、
結局1時間半程で、スープの波に連れてかれて、結局沖に出れない程遠くに
流されちゃった私・・・・。
もうパドルする力もなく、ボートに戻りました。
あー、忘れてましたが、鬼コーチ。
どっすーんの波で華々しく6ヶ月ぶりの再デビューを果たしておいででしたわ。
あー、ほんにスポーツする男ってステキです。(←バカ)
生き生きしておいでで、見ていてニヤケて来るほどでしたがね。
私も鬼コーチをニヤケさせるくらいサーフィン出来るようになりたいです!
でも、その前に泳げるようにならんとね・・・・(笑)
